車箪笥

車箪笥入荷しました。船タンスだと思ったんですが、それだと密閉度が高く船が沈んでも浮かぶような造りになっていると思うんですがそれとは違うようです。
普通のタンスは横の上部に金具がついていてそこに棹を通して運んだことから一棹、二棹と数えたらしいですが、車箪笥は江戸時代に火事が多く貴重品をすぐに持ち運べるようにと車輪がついていたものです。
で、これはなんて数えるんでしょうか?
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一応、下2段は開けられないように支え板が真ん中に通っていてそれを外さなければ開かない仕組みになっています。
一瞬どうして開けるんだろうと・・・・。上のつまみを下に下げれば支え板が外れるようになっています。
下段の引き出しは細工があり、奥に隠し箱が備わっています。
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残念ながらこれは当時物に似せた新しいものです。当時物なら買えませんけど。

工房を半日かけて片づけました。このタンスを置く場所を確保するために。

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